2011年5月18日水曜日

続・三沢航空科学館に行ってきた

前回の続き。

並んだ戦闘機の向こうには、ひときわ大きな四発機。対戦哨戒機として有名なP-3だ。
説明を見ると、この機体は米海軍で艦隊司令官の移動用として使用されていた機体で、本来の対潜哨戒機としての装備は外されていること。いわば旅客機版のP-3?もともと旅客機から派生した機体だから、ある種の先祖返りとでも言うべきだろうか?





中に入ると予想外にキャビンは広く、随分とゆったりした空間になっていた。旅客機よりもずっと席数が少ないため、ビジネスクラスどころか、ファーストクラスさえ凌駕するほど広々としている。
機体後方、尾翼付近にはしっかりしたギャレーも備わっている。これで制服美人のWAVEがアテンダント役を務めてくれたりしたら最高なのだが・・・ま、そんな優雅な空の旅は、艦隊司令の特権ということで。


キャビンを抜けるとコクピット。実際、座席に座ってあちこち触りまくる事ができるのだが・・・私が入った時には、完全に子供達の遊び場と化していた。
かなり乱暴な扱いをされているのか、外れたり壊れたりしている部品もちらほらと。
子供が遊べばどうしても機械は壊れてしまう。それは決して悪いことではなく、「どうすれば壊れないのか」を学ぶための重要な課程なのだ。が、しかし、貴重な展示機がダメージを受けている姿を目の当たりにすると、分かっちゃいても何となく複雑な気分になってしまう。
この辺りが公開展示の辛い所だなぁ。

と、ひとしきりぼやいた所で副操縦士席が空いたので、急いで息子を抱き上げて席に着かせてやった。最初は自動車のように操縦輪を回すだけだったが、やがて前後に動かせる事に気付いて大喜び。
やっぱり男の子、こういうメカっぽいものには興味津々のご様子である。



大きなP-3の隣に、今度は小さな単発機。T-3初等練習機である。
これまた嬉しいことに、コクピットを開放中。ワイヤもちゃんと繋がれたままになっているようで、乗っている子供達の操作に合わせて、ラダーやエレベーターがバタバタと動いていた。








しばらく順番待ちした後、いよいよ操縦席へ。息子を前席に座らせ、私は教官気分で後席に。

さすが練習機だけあって視界が広い。後ろからでもちょっと顔を上げれば、前の方までずっと見渡せそうな感じだ。

キャノピー(後席側はスライドして開け閉めする事も可能だった)自体も大きく、下方視界も良好。
訓練生が失敗したら、こうやって教官が指導するのだろうな、などと色んな妄想を脹らませながら、操縦桿を触ったりフットペダルを踏んだりと、次の順番が埋まるまで目一杯楽しませていただいた。













と、今日はとりあえずここまで。
あともう1回だけ、続きます。

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