2011年5月29日日曜日

梅田:とんこつ らぁ麺 CHABUTON、とんこつらぁ麺

TVチャンピオンで優勝し、一躍有名となった東京護国寺『ちゃぶ屋』店主、森住康二氏プロデュースのチェーン店。
正直、「TVチャンピオン」での優勝をウリにしている店で、ロクなのに当たったことが無い。
果たしてここはその前例を良い意味で裏切ってくれるのだろうか、と期待して入ってみたのだが、ん~、予想通りというか何というか。
決してマズくはない。いや、これが1990年代の大阪だったら、むしろ旨い部類に入ると思う。
しかし、いかなラーメン不毛地帯の大阪といえど、いまどきこのレベルの豚骨は、及第点超えをしているとは言え、しかし絶賛されるようなレベルではないと思う。


スープは臭みのない、至極上品な味わい。だが、綺麗にまとまりすぎていて、いまいちパンチに欠ける。
珍しいのはテーブルの上に置かれた、「フライドエシャロット」なる香味調味料。これを入れれば少しはパンチが・・・と思いきや、これもまた上品すぎて、味わいに大きな変化をもたらすには至らない。
これだったら普通に、フライドオニオンやガーリックでもいいんじゃないかな?




私が行ったときには、ちょうど替え玉無料のキャンペーン(?)中。
ここれは素直に有り難い。が、麺がまたスープ以上にいまひとつ・・・せっかくの細麺なのに、中途半端というか何というか。
ほら、よくお土産用に箱入りで売ってる、常温保存可の「ご当地」ラーメンとか、あるでしょ?
その中に入ってる保存用酒精入りの麺。
アレと同じとは言わないけれど、食味・食感の方向性がけっこう似ている気がするんだよね。
もっと加水率を下げて、粉っぽくバリっとした麺にした方がスープに合いそうな気もするのだが、その辺はやっぱりチェーン店の限界だろうか?

ともあれ。
もう一度繰り返すけど、決してマズくはないんだわ。
むしろ旨い。無難に旨い。
きっとマニアじゃない人々、本格ド豚骨の強烈なアニマル・スメルが苦手な人なんかには、けっこうウケるんじゃないだろうか?
買い物帰りに家族連れで、フラリと立ち寄るには良い店。
しかし、マニアが狙いを定めて、足を運ぶような店ではない。
まぁ、ヨドバシ梅田のレストラン街だからね。これはこれで、間違ってはいないんだと思う。



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とんこつらぁ麺 CHABUTON
大阪市北区大深町1-1-1 ヨドバシカメラ梅田店8F
06-6292-9734

とんこつらぁ麺 \700
(訪問時は替え玉1玉無料)

2011年5月24日火曜日

いまさらC#でツール作り

まさかこの歳になって、プログラミングやる事になろうとは夢にも思っていなかった。
きっかけは会社のデータベースの変更。
これまでは私が在籍している拠点のみで、独自のDB(といっても、MS-Accessで作った小規模なものだが) を運用していたのだが、この春から本社主導で全国統一のDBが立ち上がった。
最初はどんなシステムが入るのかと結構期待してたのだが、いざ蓋を開けてみたら、新DBはなんとサイボウズ・デジエ!
いや、デジエが悪いとは言わない。言わないが・・・しかしこれって一般的な日報や顧客管理には良いけれど、帳票入出力やら在庫管理やら原価計算やらと連動させて、会社独自の複雑な処理を実現するには全く向いてない。(と、思う)
しかもロクな移行テスト期間を置かず、いきなりの実戦投入と来たモンだから、現場は大混乱。
特に外部へのデータ出力がCSVしか無い、というのが致命的で、帳票印刷は苦肉の策として、CSVで書き出し→Excelで開いてテンプレートにコピペ→差し込み印刷、という実に原始的な方法を採っている。

こんなまだるっこしいやり方では、とても業務が追いつかない。

と、いう訳で、 「せめてCSVから一発プリントできるようにならんのか?」と思い立って、この歳になっていまさらツール作成を始めた次第。
PC歴はかなり長いけど、学生時代は文系一筋で、開発言語とかは全くダメな私。
それでもとりあえず、と、無料のVisualStudio 2008をインストールし、C#でシコシコとプログラミング開始した。

オブジェクト指向の理解どころか、インスタンス何それ?な状態からのスタートだったが、解らないところをGoogle検索しながら進めていくと、これが意外と何とかなる。
複雑な処理のサンプルプログラムが紹介されていたり、フリーのライブラリを公開しているサイトがあったりと、自作半分・拝借半分でどんどん作業が進んで行くのだ。

壁にブチあたる度に図書館で専門書と格闘していた昔と比べれば、文字通りに隔世の感がある。

かくして素人の悪あがきながらも、自作ツールは無事カタチとなり、本日、とりあえずVer1.0としてリリースに漕ぎつけた次第。
CSVファイルを読み込んで、指定のレイアウトで帳票出力するだけの実に簡単なものだが、 思えばこれが私にとって、初めての Windowsアプリの製作成果となった。
(MS-Accessで作ったDBは、流石に「アプリ」とは言えないから、正真正銘、今回が初めて)

しかしこうして作ってみると、プログラミングもけっこう面白いモンだね。
C#も比較的とっつき易くて気に入った。これはしばらく、ハマっちゃうかも・・・!?

2011年5月23日月曜日

続々・三沢航空科学館に行ってきた

ちょっと間が開いちゃったけど、三沢航空科学館の続き

円形の広場からちょっと離れた位置にも、まだまだ展示は続いている。
写真には撮っていないが、陸自仕様のOH-6DとLR-1は、いずれも操縦席開放状態での展示。ただしこの両機については、計器類がゴッソリ抜けてしまっていたりと、お世辞にもあまり良い状態とは言えなかった。
一部には「部品を盗らないで下さい」といった張り紙もあったりして、心無いファンの無法に悩まされている事実にちょっぴり心が沈んでしまった。


 
そんな気持ちをパッと晴らすかのように、最奥に鎮座していたのがF-4EJ改。

私らの世代なら、戦闘機と言えばやはりこれ!
子供の頃から憧れていながら、実は実機に触れるのはこれが初めて。もう嬉しくて嬉しくて、駆け寄りながらついつい「スクランブル知らすブザーぁ、タービンの高鳴りぃ!」と懐かしい(?)歌まで飛び出る始末。いやはやお恥ずかしい。






F-4EJ改は、世界有数の生産数を誇る米海軍発祥・F-4ファントムII艦上戦闘機シリーズの航空自衛隊仕様F-4EJの能力向上型。
この375号機は、元・三沢基地第3航空団第8飛行隊の所属機で、平成21年1月に退役するまでは実際に現地上空を飛び回っていた機体である。








リタイアしてなおこうして縁の地に勇姿を留められる機体は稀。
他の機体同様、エンジン部分はポッカリとした穴になってしまっているが、まだまだ美しいその機体は、今にも目の前の滑走路に向けてタキシングを始めそうなほどの生々しい。








黒塗りのレドームを見つけたら、誰もが一度は試したくなる?アングル。
THE DOG風の極端な構図で見ても、やっぱりファントムは美しい。
古今東西、いろんな軍用機が存在する中で「一番好きな機種は?」と問われたら、私は迷うことなく「F-4! 得に三菱がライセンス生産した、自衛隊仕様のEJ!」と答えるだろう。
これまでも、これからも、その気持ちは変わらないと思う。




 
と、ここまでで屋外の展示はおしまい。
F-4EJ改の先にあるフェンスの向こうは、もう三沢飛行場の敷地内である。
ちょうど桜の木の向こうに、空自のCH-47Jが駐機されていたので記念にパチリ。









さて。
ここから先はいよいよ屋内展示となるのだが・・・屋内展示機は軍用機よりも、航空史上の名機や実験機のレプリカ展示がメイン。そして、そうした航空機展示と同じぐらいのスペースが、子供向けの科学体験学習コーナーに割り当てられている。
いずれも興味深く、とても勉強にはなったのだが、正直あまり写真を撮る気にはなれず、いまいち記録が残っていない。そんな中で気になった展示を2つばかり紹介しよう。


これはYS-11のコクピット。レプリカではなく、屋内展示の実機である。
元々は日本エアコミューターで就航していた機体で、塗装も退役当時のまま。屋内展示であるせいか、常時機内を開放している割にはとても状態はよく、また胴体の直下に見学用通路が設けられていたり等、まさに至れり尽くせりの展示である。







機内のポスターも退役当時のまま。
シートに座ってベルトを閉めれば、出発前のドキドキ感が蘇ってくる。出口は機体後方、ギャレーの横にある非常扉。現役時代にはあまりまじまじ見れなかったスッチー(死語)の仕事場も、思う存分観察できる。









もうひとつの注目は、旧日本海軍の零式艦上戦闘機。
残念ながら実機ではなくレプリカだが、実機の図面を元にして製作されており、映画「君を忘れない」や「人間の翼」等でもプロップ機として用いられたという。









実機と特に大きく違っているのは、ジュラルミンではなく鉄板製であること、沈頭鋲ではなく普通のリベット打ちであること、カウリングの奥の栄エンジンがダミーであることの3点。
ただしエンジンについては、ダミーの奥に農機具用のエンジンが搭載されており、実際にプロペラを回して自走することが可能らしい。








休日限定、プペラ回転展示の様子。
安全上さすがに全力で回してはくれないが、それでも自分の鼻先3mぐらいの位置で三翅がビュンビュン回るのは迫力満点。
バルン、バルンというエンジン音も極力実機に似せてあるとのことで、レプリカながらも相当な拘りをもって作られたのは間違いないようだ。






















以上、駆け足の上、随分と適当でとりとめのないレポートであったが、航空科学館の面白さのをほんの少しでも感じていただければ幸いである。
震災復興支援の意味も含め、皆さんも是非この夏は、東北地方を旅してみてはいかがだろうか?
そしてもし青森県にまで足を延ばす機会があれば、三沢にも一度、立ち寄ってみていただきたい。
航空ファン、特に軍用機マニアならば、ここだけで丸半日以上は確実に潰れること請け合いだぞ!

2011年5月18日水曜日

シュレッダーと節電と

今回はシュレッダーと待機電力のお話。
先の震災の影響により、東京電力管内では今から夏の電力消費ピークに向けて、「節電!」の声がどんどん高まってきている。
特にISO取得等で「エコ」を掲げているオフィスでは、照明を最低限度にしたり、クールビズを前倒し&徹底してエアコンの設定温度を上げる等、普段以上に厳密な対策が採られつつあるようだ。

そんな中で気になるのが、OA機器の消費電力。
私は国内シュレッダーメーカーの修理の仕事をしているのだが、やはりこの時期、「シュレッダーの待機電力ももったいないのでは? 」「ずっとモーターを回すのではなく、こまめに停止ボタンを押したほうが良いのでは?」という声を小耳に挟むようになってきた。

確かに古いタイプのシュレッダーは、電源をONにしていると多少の待機電力がかかる。
しかし2000年以降に製造されたオフィス用のシュレッダーの多くは、グリーン購入法に対応すべく、待機電力0Wモードを搭載している。
あなたのオフィスのシュレッダーが、4~5分でパイロットランプが消える(スタートボタンで復電)タイプならば、待機電力0Wタイプである可能性は高い。もちろん100%そうだとは言い切れないので、念のためマニュアル等での確認は必要だが、0Wモード付きの機械ならば、電源は就業時間中常時ONでも問題なし、と言えるだろう。

それにしても、本来は環境対策で始まったグリーン購入法が、災害状況下に意外なカタチで役立っているところが面白い。省エネ機器は日本のお家芸。我が国のモノ作りもまだまだ捨てたモンじゃない。

あと、「こまめにストップボタンを押す」は、修理に携わる立場からは、あまりお勧めできない。
紙が外から見えなくなった後でも、カッター内部ではその後数秒間は裁断動作が続いている。完全に切りきれなかった紙片、あるいは、カッターとの摩擦で下に落ちきらなかった「巻き上がり屑」がカッター部を通過しきる前にストップをかけると、微量ではあるがカッター内部に裁断物が残留=詰まるかたちとなる。
これを何度も繰り返していると、詰まった屑で徐々にカッターの回転が重くなり、逆に無駄な電力を消費してしまうばかりか、最後には故障して動かなくなる可能性もある。
センサー搭載でオートスタート/オートストップする機械であれば、停止は、オートストップに任せておいた方が無難である。
手動停止の場合でも、紙が見えなくなってから4~5秒待ってから ストップボタンを押したほうが紙詰まりは起き辛いと言えるだろう。

以上、節電と機械を長持ちさせる為の、何らかの参考になれば幸いである。

その他、オフィス節電に関する参考記事
節電の参考に――電気製品の消費電力まとめ(オフィス編)

続・三沢航空科学館に行ってきた

前回の続き。

並んだ戦闘機の向こうには、ひときわ大きな四発機。対戦哨戒機として有名なP-3だ。
説明を見ると、この機体は米海軍で艦隊司令官の移動用として使用されていた機体で、本来の対潜哨戒機としての装備は外されていること。いわば旅客機版のP-3?もともと旅客機から派生した機体だから、ある種の先祖返りとでも言うべきだろうか?





中に入ると予想外にキャビンは広く、随分とゆったりした空間になっていた。旅客機よりもずっと席数が少ないため、ビジネスクラスどころか、ファーストクラスさえ凌駕するほど広々としている。
機体後方、尾翼付近にはしっかりしたギャレーも備わっている。これで制服美人のWAVEがアテンダント役を務めてくれたりしたら最高なのだが・・・ま、そんな優雅な空の旅は、艦隊司令の特権ということで。


キャビンを抜けるとコクピット。実際、座席に座ってあちこち触りまくる事ができるのだが・・・私が入った時には、完全に子供達の遊び場と化していた。
かなり乱暴な扱いをされているのか、外れたり壊れたりしている部品もちらほらと。
子供が遊べばどうしても機械は壊れてしまう。それは決して悪いことではなく、「どうすれば壊れないのか」を学ぶための重要な課程なのだ。が、しかし、貴重な展示機がダメージを受けている姿を目の当たりにすると、分かっちゃいても何となく複雑な気分になってしまう。
この辺りが公開展示の辛い所だなぁ。

と、ひとしきりぼやいた所で副操縦士席が空いたので、急いで息子を抱き上げて席に着かせてやった。最初は自動車のように操縦輪を回すだけだったが、やがて前後に動かせる事に気付いて大喜び。
やっぱり男の子、こういうメカっぽいものには興味津々のご様子である。



大きなP-3の隣に、今度は小さな単発機。T-3初等練習機である。
これまた嬉しいことに、コクピットを開放中。ワイヤもちゃんと繋がれたままになっているようで、乗っている子供達の操作に合わせて、ラダーやエレベーターがバタバタと動いていた。








しばらく順番待ちした後、いよいよ操縦席へ。息子を前席に座らせ、私は教官気分で後席に。

さすが練習機だけあって視界が広い。後ろからでもちょっと顔を上げれば、前の方までずっと見渡せそうな感じだ。

キャノピー(後席側はスライドして開け閉めする事も可能だった)自体も大きく、下方視界も良好。
訓練生が失敗したら、こうやって教官が指導するのだろうな、などと色んな妄想を脹らませながら、操縦桿を触ったりフットペダルを踏んだりと、次の順番が埋まるまで目一杯楽しませていただいた。













と、今日はとりあえずここまで。
あともう1回だけ、続きます。

2011年5月16日月曜日

三沢航空科学館に行ってきた

GWの帰省ついでに、前々から気になってた三沢の航空科学館に行ってきた。
いや、お目当てのメインが軍用機である私にとっては、「航空科学館」に行ってきたというよりは、科学館の前に広がっている「三沢市大空ひろば」に行ってきた、というのが正しいだろうか?

三沢飛行場の敷地に隣接する大空ひろばは、ほぼ円形のスペースに多数の軍用機が屋外展示されている公園。米空軍機の爆音をBGMに、(もう飛ばないとはいえ)実際の軍用機に触れて回れる空間というのは、航空ショーを除いては、そうそう沢山あるものではない。



まず最初に見つけたのが、米空軍から借受したF-16戦闘機。
A型だから、最も初期型にあたるタイプだ。F-16シリーズは原型飛行が私の生まれ年と同じなので、度重なる改良を加えつつも、実に37年間も使い続けられていることになる。
ちなみにこの展示機、軍事機密を隠すためか、それとも外側だけのハリボテなのか、ご覧の通りキャノピーが不透明に塗りつぶされてしまっていた。
コクピットの様子を見てみたかったのに、ちょっと残念。



続いて見つけたのが、F-104。米国では「スターファイター」、航空自衛隊では「栄光」という愛称が付けられたけど、個人的にいちばんシックリくる愛称は「マルヨン」だったりして。

ツンと鋭く尖った、いかにも超音速機的なフォルムが印象的な名機だが、大空ひろばの展示機は時刻限定でコクピットに座ることができるようだ。右はその、コクピットの様子。
 私も写真撮影後、息子と交代で座席に座らせてもらったのだが、よく耳にする「狭さ」は感じなかった。それより何より、全てが手の届く場所にキチンと収まっている機能性の方が印象的。あと、視界は思ったほどに広くはなかった。



で、こちらはそのマルヨンのおしり。
残念ながらエンジンは抜かれており、丸い空間の奥は板で塞がれてしまっていた。
でもまぁ、印象的なT字尾翼をたっぷり拝めたから、いっか。











続けて3機並びで、T-2高等練習機、T-2ブルーインパルス仕様機、F-1支援戦闘機の国産兄弟。

写真はT-2と、T-2ブルー。
やっぱりブルーインパルスの機体は映えるねぇ!

屋外展示ゆえ、塗装に多少の劣化があったのは残念だけど、往年の勇姿を再び目の当たりに出来たのは嬉しい限り。ついついブルーインパルス熱を再発させてしまって、帰りに売店でT-2ブルーのレプリカキャップまで買ってしまった次第。

















こちらはF-1。コクピットの横に見学用のハシゴが掛けられており、座席に座ることは出来ないものの、中はじっくり見せて貰えた。

写真の下の方、フットペダルに刻まれた三菱マークが「国産機だぞ!」と自己主張しているようで面白い。
他、F-104では計器類の一部が省かれたり壊れたりしていたのだが、こちらは中に乗れない分、より多くのオリジナル部品が残っていて見応えがあった。




と、とりあえずここまで。
続きはまた後日に。

2011年5月15日日曜日

本町:らーめん処ぼっけい、つけ麺中

前回に引き続き、本町にある「らーめん処ぼっけい」のレポート。今度は人気のつけ麺を試してみたのだが・・・これが、なかなか旨い。

麺は太すぎず細すぎず、言い方を変えれば特に個性を感じさせるものではないが、つけダレの方はなかなかユニーク。

酸味が全く無い醤油味のスープに、チャーシューではなく豚バラ肉(茶美豚を使用しているとのこと)が大量に浮かび、溶け出した豚の脂が、独特の甘みを醸し出しているというスタイルだ。
バラ肉の風味がドカーンと最前列から自己主張して来るので、正直、豚肉が苦手な人にはあまりオススメはできない。が、豚肉が平気な人や、むしろ「大好き!」な人にとっては、これは相当なご馳走である。
また、脂っぽさによる味覚のダレを修正してくれる水菜の存在感も、地味ではあるが重要。
スープ割りして飲み干す「最後の一滴」までもを飽きることなく楽しめる、なかなかパンチの効いた、素敵な一杯である。


ラーメン処ぼっけい
大阪府中央区淡路町3-6-12 ローズプラザ1F
06-6210-5169

つけ麺 中  \750
(ちなみに小 \650、大 \850となっている)



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大阪ステーションシティは大混雑

仕事で大阪ステーションシティへ。
ちょっとした縁があって、ノースゲートビルに入ったテナントさんの工事を担当させていただいたのだが、開業後、お客さんが入っている状態で現地入りするのは今回が初めて。
養生が剥がされてピカピカになった通路に、もの凄い数の人が溢れている様子はまさに壮観!
いやぁ、「大阪都心部最後の大規模開発プロジェクト」の呼び名は伊達じゃありませんな。私が関わった部分は、その大きなプロジェクトの一部の、さらにその一部の機械取付けという、実にショボ~い話なのだが・・・それでもやっぱり「作っている段階」から目の当たりにしてきた施設が賑わっている様子は、胸にグッと来るモノがある。

ただ、活況なのは良いけれど、その分、以前から心配されていた「アクセスの悪さ」が実態以上に目立ってしまっているような気もする。

ルクア・伊勢丹間の横の繋がりもさることながら、縦方向、エレベーターの少なさはもうちょっと何とかならないかな? セオリー通りの「シャワー効果」を狙ってか、シネマや飲食店等、集客力のある施設が上層階に配置されているのは結構なのだが、EV=揚水能力がアレではちょっと先行きが心配である。


まぁ、もう少し日が経って落ち着いてくれば、そんな心配も無用になるのかな?
今はどこも行列だらけの館内も、半年もすればのんびりと時間を過ごせる空間になるのかも知れない。

写真はノースゲートビル11Fの風の広場。
その名の通り 夜風が心地よく、夜景も楽しめる空中庭園だが、小さなせせらぎがあったりして、ここがまた実に居心地がいい。
他の都市と比べて、緑が極端に少ない大阪では、こういうスペースは珍しいし貴重なのではないだろうか?

もう少し人の出が落ち着けば、駅直上でありながらノンビリできる、街の良きオアシスになってくれるだろう。見た目の新しさや商業施設の数よりも、私はむしろステーションシティの持つ「ホッとさせる空間」こそを、大きく評価したい。

家族を連れて遊びに行くのは、もっと人の出が少なくなってからの方が良さそうだけど・・・居心地のいいベンチで風に吹かれながら、息子と一緒にまだまだ立ち上がってくる新ビル群を眺めるのも悪くないかな、なんてね。

2011年5月12日木曜日

本町:らーめん処ぼっけい、鶏つみれ塩らーめん

オフィスが本町に移転して、「近所にラーメン屋が少なすぎる!」と嘆いていた矢先に発見した店。
御堂筋を東にひと辻入った先の、雑居ビルの細い通路の奥という、とにかく目立たない立地条件。表に出ているカンバンも控えめで、店内にもどことなく隠れ家的な雰囲気が漂っている。
出されるラーメンは、塩・醤油ともにケレン味の無い、素直でやさしい味わい。鶏つみれは専門店顔負けの出来映えで、しっかりした旨味と軟骨のコリコリ感が楽しめる。
個人的にはもう少しパンチが欲しいところではあるが、ギトギト系が苦手な女性には、むしろこのくらい素直な方が良いのかも知れない。
またこの界隈にしちゃあ夜遅くまで(22時頃?)営業しているので、飲み帰りのシメに一杯、という立ち寄り方も大いに“アリ”だと思う。

なお、ラーメンも良いが、つけ麺が美味しいとのウワサも耳にするので、そちらも近いうちにチャレンジしてみる予定である。今回撮り忘れた写真はまた、その時に。


ラーメン処ぼっけい
大阪府中央区淡路町3-6-12 ローズプラザ1F
06-6210-5169

鶏つみれ塩らーめん \700


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2011年5月11日水曜日

京橋:花京、こってり背脂中華そば

仕事で帰宅かなり遅くなった日、空腹に耐えかねて京橋に寄り道。
界隈ではちょっとした有名店の花京へ。

まるで屋台を思わせるカウンターのみの小さな店。お世辞にも綺麗とは言い難いが、ラーメンの味はなかなか侮りがたい。
こってり系京都ラーメンを彷彿とさせる粘度の高いスープに合わせる麺は、中華麺と細麺の2種類。
私はだんぜん細麺派。熱々のスープがよく絡んで、これがまたタマランのである。
トロトロのチャーシューに後押しされながら、空っ腹に一気に流し込んで、これで一杯600円也。
本当は替え玉も欲しかったけど、最近カロリーが気になりだしたので、今日のところはグッと我慢した。


中華そば花京 京橋店
大阪市都島区東野田町3-10-4
06-6353-6620

こってり背脂中華そば \600


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大阪府下:神座、ラーメン雑炊

道頓堀から始まって、今や関東にまで支店を持つようになった『神座』。
ラーメン雑炊は、その神座の定番ラーメンの底に、ごはんが入ったというシロモノ。
さらにノリと玉子がトッピングされているが、本物の雑炊のように御飯がパッと花開いたような感じはなく、単なるラーメンで作ったお茶漬け、あるいは麺入りクッパといったような風情である。
ひねりは無いが、しかしボリュームは十分。ベースが神座のラーメンだけに、大当たりは無いが決して外れることも無い。
とにかく無難で腹が張るメニュー、と、ひと言で言えばそんなところだろう。

どうとんぼり神座各店
ラーメン雑炊 730円

新大阪:次男坊ラーメン、背脂とんこつらーめん


こってりと書いてあるほどには、こってり感を感じず。
臭みやクセの無いシャバ系スープで、個人的には「美味しいんだけどあともう一歩、パンチが欲しい」ってところか。
逆説的には、ラーメンマニアじゃない人や、ドギついのが苦手な女性(そういえばけっこう女性客入ってたな)にはイイ感じなのかも知れない。
どんぶりじゃなく鉄鍋で出てくる演出は好感度大。最後までしっかり熱々でした。
スープを最後まで飲み干す人は、やけど注意!


次男坊ラーメン
大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目12−30
06-6324-7717

背脂とんこつらーめん \650
焼きめしセットで、\900

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検索のセンスを磨く

たとえばこんな問題、あなたならどう検索するだろうか?


【問題】大阪市中央区、および、同浪速区にある不動産会社の一覧を作成したい。

     どのようなキーワードで検索すれば良いだろうか?


順当に行けば、「不動産業 大阪市中央区 大阪市浪速区」といったキーワードが、真っ先に浮かんでくるだろう。
実際にGoogleで検索してみたらどうなるか?
AND検索による絞込みがかかって、使えそうなページが幾つかピックアップされてきた事と思う。
その他、違う検索キーワードを思いついた人はいるだろうか?
答えは一つきりでは無いので、人それぞれ、自分なりのやり方があると思う。

私ならばどうする?
真っ当な(?)不動産業者ならば、たぶん宅建協会に登録しているだろうから、「宅建協会 大阪 会員検索」として宅建協会登録の会員検索ページを呼出し、そこから中央区と浪速区の会員を絞り込んでピックアップしてみようと思う。

検索エンジンに真正面から取り組むばかりが検索の妙ではない。
各ページに蓄積されたローカルな情報を引き出すこともまた、ひとつのやり方だと思う。
こういう方法を思いつけるかどうかもまた、サーチャーに求められるスキルなんじゃないかな?

自分なりのやり方を編み出し、センスを磨いてゆくこともまた、サーチャーとしての重要な訓練の一つである。

「検索」、活用できていますか?

わからない事はまず、Webで検索してみる。
インターネットが普及した現代社会において、「検索」はある意味、基本中の基本なのであるが、ビジネスの世界には意外とこれを苦手にしている人も多い。
例えばこんなケース、あなたにも心当たりがあるかも知れない。

【問題編】
プルルル・・・プルルル・・・ガチャ、「ありがとうございます、海山商事でございます!」
『もしもし、ヤ・・・ウギョウのスズキと申しますが』
「??? 少々お電話が遠い様で、申し訳ございませんがもう一度・・・」
『ヤ・・・モトコウギョウ・カドマエイギョウショのスズキです! 先週、御社から購入した商品ですが、全然違うものが届いていますよ!どうなってるんですか!?』

おっと、クレームの電話だ。
お客様はかなりご立腹の様子だが、こんな時に限って社名がハッキリ聞き取れない。

「ま、まことに申し訳ございません。御注文いただいたのは、どのような・・・」
『とにかく急ぐ品なんです。今日中に正しいものを持ってきて下さい。それと、誤配品の引き取りも!』
「かしこまりました、至急、再手配いたしますので、詳細な・・・」
『詳細? 詳細なら営業担当が把握してるでしょう? とにかく急いで正しい商品を持って来てください!』

ガチャン!

さて、困った。
重大なクレームなのは間違いないが、はたしてどのお客様のどの案件なのか、全く不明瞭なまま電話を切られてしまった。
分かっているのは会社名の一部のみ。たぶん、ヤマモト工業!? それと着信履歴を調べれば、相手先の電話番号ぐらいは分かるかな?
あなたは大急ぎで販売管理システムを立ち上げ、「ヤマモト工業」で検索を開始。
しかし取引履歴にヒット無し。
他の営業担当者に声をかけてみても、「ヤマモト工業」心当たりのある人がいない。
困った、困った。
はたして、どうしたものか?

さて、どうするか。
すぐに答えが浮かんだ人は、「検索」の使い方をよく心得ていると言えるだろう。
全くお手上げ状態な人は、今、あなたの目の前にあるコンピューターの使い方について、もう一歩踏み込んで学ぶべきかも知れない。

【回答編】
「着信履歴から電話番号が分かるのなら、その番号で検索すればいいんだよ」
困ったあなたの様子を見かねたのか、同僚の佐藤氏が声をかけてきた。
「電話番号は・・・“0728765432”だね。下4桁は固定だとして、これだけじゃ何桁目までが市外局番かが分からない、か。えっと・・・たしかお客様は“カドマ営業所”と言ってたんだよね。」
佐藤氏は手時かなPCから、Google検索を起動。「カドマ」「地名」「営業所」と言った言葉を組み合わせつつ、検索作業を開始した。
「うん、カドマってのは大阪の地名で“門真市”のことみたいだね。“門真市”の“市外局番”で検索すると、答えは“072”だ」
ここまで来ればしめたもの。
個人宅ならばいざ知らず、今時、どこの企業でも自社紹介のページぐらいは持っているものである。
「市外局番は分かったから、今度は“072-876-5432”で検索してみよう。これに該当する企業は・・・あった、“株式会社柳本興業、門真営業所”!」 
得られた検索結果を販売管理システムに打ち込むと、すぐに商品出荷の記録が出てきた。同時に出てきた注文書と照らし合わせると、商品コードに登録ミスがあった模様。あなたは急いで即日再出荷の手配を実施。なんとか今日中にリカバリーできそうだ・・・。


たとえ断片的な情報であっても、上手く組み合わせて検索すれば、有用な情報を引き出すことができる。
必要なのは、ちょっとした知識と訓練。
それだけで仕事の効率は飛躍的にアップするのだ。
「パソコンは苦手だ」「WordとExcelが使えれば十分だよ」などという言葉は言い訳に過ぎない。
ネットを活用できない人は、情報弱者としてビジネスの時流から取り残されて行くのが「今」という時代の実情である。

あなたは果たして検索を、本当にうまく使いこなせているだろうか?

弘前:あらや、こいくち煮干ラーメン

帰省中に偶然立ち寄った店だが、地元じゃかなりの有名店らしい。

津軽ラーメンといえば、極細のちじれ麺+煮干、焼き干しベースの醤油スープというのが定番だが、ここのイチ押しである「こいくち煮干ラーメン」は、中太麺+豚骨ベースの煮干スープの組合せとなっている。

とはいえ近年流行の魚介系ダブルスープとは違い、豚骨よりも煮干の味が露骨に前に出ているところが津軽流。
ともすれば酸味を感じさせるほどの煮干味の向うに、ガツンと豚骨が屋台骨を張っている、そんな不思議な味わいである。


あらや
青森県弘前市高田3-4-5

こいくち煮干ラーメン \700

※Googleマップで住所を検索すると、「御無礼」なるラーメン店がヒットする。
ひょっとして同地で以前に、別の店が営業していたということだろうか?


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