ちょっとした縁があって、ノースゲートビルに入ったテナントさんの工事を担当させていただいたのだが、開業後、お客さんが入っている状態で現地入りするのは今回が初めて。
養生が剥がされてピカピカになった通路に、もの凄い数の人が溢れている様子はまさに壮観!
いやぁ、「大阪都心部最後の大規模開発プロジェクト」の呼び名は伊達じゃありませんな。私が関わった部分は、その大きなプロジェクトの一部の、さらにその一部の機械取付けという、実にショボ~い話なのだが・・・それでもやっぱり「作っている段階」から目の当たりにしてきた施設が賑わっている様子は、胸にグッと来るモノがある。
ただ、活況なのは良いけれど、その分、以前から心配されていた「アクセスの悪さ」が実態以上に目立ってしまっているような気もする。
ルクア・伊勢丹間の横の繋がりもさることながら、縦方向、エレベーターの少なさはもうちょっと何とかならないかな? セオリー通りの「シャワー効果」を狙ってか、シネマや飲食店等、集客力のある施設が上層階に配置されているのは結構なのだが、EV=揚水能力がアレではちょっと先行きが心配である。

まぁ、もう少し日が経って落ち着いてくれば、そんな心配も無用になるのかな?
今はどこも行列だらけの館内も、半年もすればのんびりと時間を過ごせる空間になるのかも知れない。
写真はノースゲートビル11Fの風の広場。
その名の通り 夜風が心地よく、夜景も楽しめる空中庭園だが、小さなせせらぎがあったりして、ここがまた実に居心地がいい。
他の都市と比べて、緑が極端に少ない大阪では、こういうスペースは珍しいし貴重なのではないだろうか?
もう少し人の出が落ち着けば、駅直上でありながらノンビリできる、街の良きオアシスになってくれるだろう。見た目の新しさや商業施設の数よりも、私はむしろステーションシティの持つ「ホッとさせる空間」こそを、大きく評価したい。
家族を連れて遊びに行くのは、もっと人の出が少なくなってからの方が良さそうだけど・・・居心地のいいベンチで風に吹かれながら、息子と一緒にまだまだ立ち上がってくる新ビル群を眺めるのも悪くないかな、なんてね。
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